【保存版?】指名独立リーガーを検証しましょう|◎ドラフト談義|ドラフトでアソボ 忍者ブログ

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プロ野球ドラフト会議をネタに予想アソビをしているブログです。中日ファンですがドラフト予想は公平にやっているつもりで日々ドラフト指名選手や順位を考えてばかり。ドラフト2025の推しは検討中です。ドラフトニュースはXで更新しています(^∀^)/

【保存版?】指名独立リーガーを検証しましょう

もう無視できない状況です
★ドラフト会議2024にて独立リーガーが支配下で7名、育成で9名、新2軍参戦球団から2名となりました。(手集計なので間違っていたらごめんなさい。)これは何かしないわけにはいかないとやってみようと思いスタートです。いつもながら何かが見えるのか見えないのか、見切り発車です。

独立リーグの選手指名が支配下7名/69名ということで1割を占めています。一旦数字を羅列してみましょう。

直近10年間の指名人数
◎ドラフト会議2024 計18名
支配下7名:楽天・DeNA・阪神2名、ヤクルト1名
育成枠9名:阪神3名、オリックス・ヤクルト、ソフトバンク2名
      2軍チームはヤクルト・阪神1名

ちなみに
◎ドラフト会議2023 計23名
支配下6名:中日・ヤクルト・西武・DeNA・ロッテ・阪神が各1名
育成枠17名:中日・西武4名、オリックス3名、巨人・ソフトバンク2名
      ロッテ・阪神1名

◎ドラフト会議2022 計10名
支配下1名:中日1名
育成枠9名:日本ハム・西武・DeNA・オリックス2名、中日1名

◎ドラフト会議2021 計11名
支配下1名:中日1名
育成枠10名:DeNA・オリックス2名、
      楽天・日本ハム・西武・巨人・ロッテ・ヤクルト1名

◎ドラフト会議2020 計8名
支配下2名:広島、阪神1名
育成枠6名:ヤクルト2名、オリックス・楽天・ロッテ・巨人1名

◎ドラフト会議2019 計9名
支配下3名:西武3名
育成枠6名:日本ハム・西武2名、オリックス・広島1名

◎ドラフト会議2018 計7名
支配下2名:阪神・DeNA1名
育成枠5名:ヤクルト2名、阪神・ロッテ・日本ハム1名

◎ドラフト会議2017 計9名
支配下6名:楽天・DeNA2名、ヤクルト・西武1名
育成枠3名:ロッテ・中日・ソフトバンク1名

◎ドラフト会議2016 計10名
支配下1名:阪神1名
育成枠9名:巨人3名、オリックス・中日・楽天・ヤクルト・ロッテ・DeNA1名

◎ドラフト会議2015 計12名
支配下1名:西武1名
育成枠11名:巨人7名、中日2名、オリックス・ロッテ1名

とりあえず10年間の独立リーグからの指名人数です。(これも手集計)特別球団に偏りは見られないかなと思われましたが一応一覧にしてみると

球団別独立リーグ指名数
    計  支配下 育成枠
・西武 15   6   9
・巨人 14   0    14
・大阪 13   0    13
・中日 12   3   9
・東京 12   3   9
・阪神 12   6   6
・横浜 11   6   5
・千葉   8   1   7
・楽天   7   4   3
・北海   6   0   6
・福岡   5   0   5
・広島   2   1   1

★思っていたよりも球団によって色が出ています。支配下0名は巨人、オリックス、日本ハム、ソフトバンクでした。巨人とオリックスは3軍を形成したことにより、即戦力に近い独立リーガーで戦力を増強した感じはします。この数字からなかなか読み取ることはできませんが、傾向としては今後使えるかな。広島は何か信念があるのか、ほとんど興味を示さないかな。ソフトバンクは、あれだけ育成枠を指名していますが、独立リーグが少ないのは気にしていました。

支配下指名が2年に1名ほどあった球団が西武、阪神、DeNAとなりました。この3球団は今後マークが必要だと思いました。楽天は人数は少ないけど支配下が多く育成枠が少ないところで注目チームかも。

指名状況考察
最近は、支配下と育成の振り分けは違えど10名前後で推移していました。ほぼ支配下は1名程度で育成枠でかかっていました。それが当たり前のように数年続いていたので、ドラフト予想アソビでも独立リーグの考察にあまり力を入れていませんでした。だからこそ2023年はかなりのインパクトを感じました。

昨年の2023年で特に支配下2位指名で2名(大谷輝龍椎葉剛)されたのはセンセーショナルでした。これは2013年中日が又吉克樹を2位指名して以来の上位指名でした。ちなみにドラフト会議2013では支配下1名、育成枠1名でした。それだけにとどまらず2017年以来の支配下6名の最多タイとなり、さらにさらに育成枠で17名ということで何かフェーズが変わったのか、たまたま豊作だったのかどうかドラフト会議2024が注目されました。

色々なリーグがあるとはいえ、さすがに23名もいなくなった各独立リーグですが、これが日本の野球のすそ野の広さなのか、今年もしっかりと支配下7名、育成枠11名と2年連続で大量指名となりました。これは完全にフェーズが変わった感じがします。

じゃあ、ここ10年で活躍している選手が多いのかと調べてみると・・・2020年:石井大智(阪神8位)、2018年:湯浅京己(阪神6位)、2017年:山本祐大(DeNA9位)が大ブレイクしてはいますが、これだと3名/117名で2.5%と確率が低い感じはします。もちろん、一軍で出ている選手もいますが、他の選手はそこまで目立っていないです。抜けてたらごめんなさい。

この10年間は、独立リーガーは、どちらかというと即戦力で補強したい大学生、社会人に目ぼしい選手が残っていなくて補完的な指名が多かったのかもしれません。しかしながら昨年からは、「その選手が欲しい」という指名に見えました。この2年間の指名された選手に注目です。

ドラフト会議2024支配下指名選手確認
加藤 響(22)徳島インディゴソックス-DeNA3位のリーグ成績は、3割1分1厘 6本 41打点 盗塁8 OPS.886でした。もちろん良い成績ですが、リーグの3冠部門などの3位くらいまでには入っていないです。東洋大学を退部してこの1年独立へ来て3位指名を勝ち取りました。大学で何があったかはここでは関係ないので詮索しませんが。東海大相模時代から有名な選手。

中込陽翔(22)徳島インディゴソックス-楽天3位のリーグ成績は、43試合 8勝2敗2S 19HP 防御率1.97 奪三振率11.68 という感じで素晴らしい実績で中継ぎの即戦力。175cmと大きくはないが右のサイド気味のスリークォーターから強い球を投じて最多勝を獲得。大勢のようなイメージができそうで使われそうです。左も苦にしないところも魅力。

若松尚輝(24)高知ファイティングドックス-DeNA4位のリーグ成績は、17試合 6勝4敗1S 防御率2.78 奪三振率6.75 で大卒2年目のシーズンでした。1年目は勝ち星こそありませんでしたが、2年目よりも良い数字でした。大学3年に投手転向したこともあり急激に成長しているのでしょう。若松の最大の良さは回転量が多い球質。年齢的にギリギリだったかな。

町田隼乙(21歳)埼玉武蔵ヒートベアーズ-阪神4位のリーグ成績は、3割2分3厘 5本 37打点 OPS.906でした。高卒3年目で打撃開花しました。1年目からマスクを被り、順調に数字を伸ばしてきたこと、またまだ若いというところも高評価となったと思います。

指名漏れ選手など考察
ここまでは、そこまで驚きはないメンバーでした。私がずっと推していた寺岡丈翔(徳島)や安里海(神奈川)はリーグで圧倒的な成績を収めましたが、育成でも指名がありませんでした。寺岡は加藤響とクリーンナップを打ち3冠王は逃したものの2冠(本塁打、打点)で盗塁も2位の三塁も守れる右打ちの外野手です。何かスカウトが気になるところがあったのでしょうか?わからん。安里は日立から移籍して野球漬けでプロ入りへ挑み、打高投低気味だったBCリーグで圧倒的な数字で大型快速左腕と2人ともプロの好物のように見えましたが。。。

また四国アイランドリーグには、まだ150キロを超える速球を投げる投手がゴロゴロいたのですが、思ったより少なかった印象です。実績やスペックだけではダメなのかな。スカウトの好みがでるのは当たり前だと思いますが、たまたま指名のあやなのか、これは誰も答えを教えてくれないので仕方ないですね。

あと支配下では佐野大陽(22)富山GRNサンダーバーズの遊撃手が阪神5位、矢野泰二郎(22)愛媛マンダリンパイレーツ捕手をヤクルト5位、陽柏翔(19)茨城アストロプラネッツ遊撃手が楽天6位となりました。

また、新規2軍に参入したオイシックス新潟アルビレックスからは下川隼佑(24)が、くふうハヤテベンチャーズ静岡からは早川太貴(24)がそれぞれ育成枠で指名されました。ここは順当な感じはしました。

オイシックスの知念大成(24)はイースタン首位打者で指名は確実かと思われましたが指名漏れしました。左投げ左打ちの外野手ということで、需要と供給面で見送られたのかもしれません。外野手では、正林輝大(神村学園)、飯山志夢(立正大学)、柴崎聖人(大阪経大)、竹内翔汰(立命館大)などの左打ちが指名漏れとなりました。全員最後まで予想アソビリストに入っていましたし、スカウトコメントも悪くありませんでした。育成枠指名NGだったかもしれませんが。

外野手は6名しか指名がなく、昨年も5名と狭き門になっています。これは、内野手や捕手からも比較的コンバートがしやすいこともあります。指名された左打外野手は、麦谷祐介、モイセエフニキータ、吉納翼の3名です。特徴は遠くへ飛ばすでしょうか。ちなみに右の外野手も西川史礁、渡部聖弥(秋は三塁手)、林冠臣とスラッガーが並びます。育成枠では7名で右打ち3名、左打ち3名、両打ち1名となっています。こうなると左打の外野手は、よほど長打をアピールできないと難しいとなるかもです。いかん、ドラフト全体的な話になってしまった。。。

最後に
フェーズが変わったことは間違いなさそうですが、じゃあドラフト予想アソビ2025においてどうしていこうかというのは、あまり見いだせていないですね。とりあえずさらに感度を上げて、見ていきたいとは思います。

昨年は支配下で2位が2名あり今年は、3位が2名、4位が2名と高い順位も目立ちます。いよいよ独立リーガーでドラフト1位が来年あたりに誕生するかもしれませんね!

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