ドラフトでアソボ

皆さんはどう感じましたか？
★昨日、10月24日にドラフト会議2024が行われました。私的には答え合わせ的なところと、中日ファンなので中日の指名結果が焦点です。全くの自分の主観ではありますが、勝手に点数も付けてありますがお気になさらず。一応、私の「ドラフト会議2024見どころ」で話したことはある程度割愛します。

【全体の感想】
今年は、最近のトレンドと違って「公表」が広島1球団になりました。これはなぜかと推測すると、今年は超目玉選手（宗山塁、金丸夢斗）が存在していて、そこへかなりの球団が行くんだな、ということがそこからもわかります。広島はあくまで「誠意」ということで公表したが、宗山を狙っている他の球団は、「広島が入札するのか、それなら回避も考えるか？」とはならないぐらいの力量があるので、言っても仕方がない、効果がないと判断したのではと思います。

また、他に目玉選手が数人いたので、そちらを匂わしておこうか、ぐらいで情報戦としてはそこまで効かない年となりました。結果、宗山と金丸で9球団の入札があり、その通りとなりました。パ・リーグに人気のあった宗山、セ・リーグに人気の金丸と分かれたのは面白いですね。西川史礁が2球団、中村優斗が単独と4名に集中しました。外れ1位はかなりバラけていたところを見ると結構入念にそこに力を入れていたのかなと感じます。

今年は、豊作で候補人数が多く、それでも球団の枠人数もあるので、かなり指名濃厚と思われた選手が指名がないことがいつもより多かったかなと思います。それと昨年あたりから顕著になった独立リーグからの支配下指名が7名となっているので、そこで他のカテゴリーが割を食っていることも注目です。独立リーガーは後期のギリギリまで評価が変化していくので難しいところです。

★それでは1球団ずつ感想を書いてみます。

【埼玉西武】75点
得点力に泣いたところを補うため宗山、石塚と入札も外し斎藤大翔になりました。将来的には文句なしですが。。。と思いきや奇跡的に渡部聖弥が2位残りしました。これは外れの外れ入札で、2位で考えていた斎藤をソフトバンクに行かれると怖かったので、１，2位の順位を変えたのかも。とにかくここで息を吹き返しました。林冠臣も良いと思うので打線の上積みは少し期待できそうです。投手も結構苦戦していたのですが、高校生右腕2名で現有投手陣頼みです。個人的には好きな指名ですが、チーム事情を考えると少し不満が残るかな。

【中日】100点
スーパースターを中日が引いてしまう画は、客観的に見てお茶の間の皆さんはどう感じたかな、と気にしてしまうぐらい凍り付いた感じは受けました。そこは井上監督のキャラで何とか持ち直したかな。何にしても個人的にはめちゃ嬉しいです！雰囲気的に伊原＞吉田聖弥＞篠木という序列だったのかな。W左腕を獲得して高橋宏斗、松木平の同級生ローテは期待しかないです。ビックリするくらい自分がシミュレーションした形になっていて驚きました。金丸が引けたことも影響していると思いますが。森駿太がどのような成長を遂げるか楽しみです。

【オリックス】80点
野手ドラフトになると思われたら野手2名、投手4名となりました。西川を外して麦谷祐介を指名しました。他の媒体では、結構、麦谷1位と出ていたのですが、自分は２～3位にしていたので反省です。確かに実績は抜群ですが、右投げ左打ちの外野手を1位にどうしても推せていませんでした。キャラも込みだったかな。即戦力投手を3名行ったのは球団的には、投手の故障者が続出している状況の方が脅威と捉えたのかな。野手は、外国人やFA獲得、トレードなどが行われるかもしれませんね。寺西成騎は凄い球を投げますね。怪我だけが心配だけど。

【東京ヤクルト】85点
中村優斗を単独指名する球団があるはずと思っていましたが、ヤクルトは予想外ではありますが、だからこそ成功したかもです。野手は、村上が近い将来いなくなり、外野も手薄になってきているところでモイセエフニキータ、田中陽翔と大型高校生で補っています。これは大正解でしょう。ただし、投手陣の崩壊が2年連続下位に低迷した原因なので中村、荘司宏太の2名では少し物足りないかな。育成で独立リーグの投手を2人獲れているのでそこしだいかな。指名した選手は素晴らしいですが、5位の枠を投手に行っても良かったのでは？と思ってしまいます。

【東北楽天】100点
宗山塁を5球団競合で引き当てました。どこに行っても活躍してくれそうなので文句なしの逸材です。宗山を獲れたことで、そこから徳山一翔、中込陽翔、江原雅裕と速球の強いタイプが違う投手にいけました。徳山は怪我明けで、どのくらいの評価か気になっていましたが、問題なかった感じです。中込はサイド気味から強い球が魅力で中日の下位に入れてました。3位を見て嬉しかったですね。また、中日はいきそうもなかった愛知出身の吉納翼を救って？くれました。本塁打を連発して欲しいですね。高校生好きと勝手に思っていましたが支配下指名０でした。

【広島】80点
やはり宗山を外したことは痛かったでしょうか。佐々木泰は貴重な右の大砲で堂林の後継としてとても良いと思います。自分の予想アソビでも佐々木を入れるといい感じになっていました。そこから大学生投手を2名獲って素晴らしいとは思いますが、投手人材は豊富でダブついてしまうのでは、といらぬ心配をしてしまいます。あれだけの投手陣であってもさらに重ねていくのなら、やはり「投手は何人いても困らない」ですね。打線を強化したかったと思うのですが、渡辺悠斗も佐々木タイプだと思うのでどうだったかな。矢野の目途が立っているので宗山以外はスルーでした。

【千葉ロッテ】90点
西川史礁を引き当てられて申し分なし。何かチームの状況をガラッと変えられそうな予感がします。2位の宮崎竜成は、春の頃は1年目から、しっかり試合に出ていて予想アソビに入れていましたが、いつの間にかフェードアウトさせていました。悔しいですね。どのくらいできるか非常に注目しています。佐々木がメジャーに行く可能性があり投手を3名右腕を指名しました。投手陣が悪いわけではないこともあり伸びしろ重視で好感が持てますね。立松由宇がここにきて指名され悩んでいるようですね。後悔のない決断をしてほしいところです。育成の3名も好きです。

【横浜DeNA】90点
金丸を外して竹田祐は大アリだと思います。これを自分が予想アソビで竹田1位にした球団のファンは「なんだ！」と怒りコメントが来そうですが、彼の力は折り紙付きで、自分で投げ切るという気迫も凄く感じて即戦力を欲している球団にはマッチしています。2位で獲れたかもしれませんが、結果的に篠木健太郎が残り大成功でした。加藤響が独立リーガーでNo.1指名でした。後期に入り結果も上り調子でした。東洋大を退部して3位指名を勝ち取った事例は今後もあるか。高知のエース若松尚輝はついにNPBへ。怪我明けの坂口翔颯が6位で超ラッキー。

【北海道日本ハム】95点
こういった指名もやるのか、という感じでした。宗山を外した後は、伸びしろしかない大型投手を5人も指名しました。育成でも高校生の速球派を2名と徹底していました。急に今年野手が固定し2位になったこともあり、あえて野手を入れすぎず次代のエース候補を乱獲した形かな。柴田獅子、藤田琉生、浅利太門、清水大暉、山城航太郎、川勝空人、澁谷純希というラインナップ。この中の一人を獲っただけでも小躍りするのに気が狂いそうです。ちょっとやりすぎ感もありますが。そのなかで山縣秀が効いています。使われそうです。

【阪神】85点
金丸を外し、やはり同じ左腕の伊原陵人にいきました。金丸はきっと阪神に行きたかったと思いますが。。。以降も今朝丸裕喜、木下里都と羨ましい指名ができています。木下あたりも１位ないかなと、ひそかに期待していました。昨年の下村、椎葉が1年目厳しかったこともあり投手を優先しました。野手は、独立リーガー2名で独立リーグは大好きです。育成でも3名＋くふうハヤテとNPBとの交流戦などで活躍した選手を評価している気もします。これからさらにチェックが必要です。この指名を見ると、大山がFA取得ですが残留が濃厚なのかな。

【福岡ソフトバンク】85点
ソフトバンクは現有戦力が抜群なので、ある意味誰を指名しても正解となってしまう部分はあります。宗山、柴田と2度外したのは痛いところでしょうが、村上泰斗を1位指名しました。ここも反省ではありますが、村上を1位に推すことも躊躇していました。これは指名の流れで柴田を獲得していたら、日本ハムは村上ではなかった気もしますから何ともですが。庄子雄大、宇野真仁朗、石見颯真と遊撃手にいきました。特にウィークポイントには見えませんが、球団としてはそう思っていたかも。大学生投手2名もなんか活躍しちゃいそうな気がしてしまいます。

【読売】90点
金丸を外して石塚裕惺に路線変更。以降も浦田俊輔、荒巻悠と野手を優先しました。菅野が抜けるリスクよりも岡本が抜けるリスクのインパクトの方が大きいという感じでしょうか。この3人の野手は数年後大成功ドラフトと言われていそうな予感がします。浅野と石塚という並びは羨ましいですね。石田充冴と宮原駿介は悪くないですが来年投手力がアップするかという陣容ではないかな。育成で高校生投手を4人指名しています。昨年の即戦力ドラフトは1年限定の荒業だったかのかも。リーグ優勝しましたが、ルーキーは西舘以外はそこまで貢献できていないのも難しいですね。

★好き勝手に12球団の指名結果の感想を書きました。いつもそうですが、今現在の点数なので、入ってからは、1位も育成も関係ないですから、どうなるかわかりません。私が祈るのは、上位で入った選手や、アマ時代に評価の高かった選手はみんな活躍して欲しいということです。でも実際は結構シビアな結果で夢破れる選手がほとんどです。逆にノーマークの選手が日本代表などまで上がることも珍しくありません。だからこそ、ドラフト予想アソビは面白いし飽きないとは思いますが。

このドラフト会議2024が終わったので、私は中日に入団してくれる選手を全力で応援する人に変わります。何なら他の球団に入る選手は敵です。まあ、そこまで非情にはなれませんが。ドラフトはだいぶ前からですがドラフト2025候補に気持ちは移っています。もうすでに「ドラフト予想アソビ2025開幕号」は9月にやってしまいました。これも毎年そうですが、肩肘張らず自由にやることをモットーにしているのでご了承ください。

[17回]