プロ野球ドラフト会議をネタに予想アソビをしているブログです。中日ファンですがドラフト予想は公平にやっているつもりで日々ドラフト指名選手や順位を考えてばかり。ドラフト2025の推しは検討中です。ドラフトニュースはXで更新しています(^∀^)/
「希望郷いわて国体」特別競技の高校野球硬式の部は4日、準々決勝1試合と準決勝2試合が行われた。今秋ドラフト上位候補の広島新庄・堀瑞輝投手(3年)は、ダブルヘッダーで計11回2/3を投げて、18三振を奪う力投。自己最速を2キロ更新する150キロの大台をマークした。20日のドラフト会議に向けて「高校ビッグ4」らに注目が集まる中、左腕が負けじと猛アピールした。5日、ともに初優勝を懸けた決勝戦で履正社(大阪)と激突する。★最近の広島カープの勢いが凄いですが、広島県出身や広島のチーム出身の選手が多くなっている気がします。今年はまた多く候補がいます。東京ガス・山岡泰輔、近大・畠世周、広島経大・尾仲祐哉、明治大・佐野恵太、三菱重工広島・大下佑馬などなど。その今年の象徴が堀瑞輝になりますね。
最後の打者を打ち取った堀は、左の拳をぐっと握りしめた。前日の準々決勝が雨天中止となった影響で、ダブルヘッダーとなった厳しいスケジュールを堂々乗り越えた。「疲れました。“また投げるのか…”と思いましたが、ピンチで狙い通りに三振が取れた」 まず午前9時開始の準々決勝。堀は、東邦打線を5安打1失点完投、14三振を奪う快投を見せた。4回、U―18高校日本代表のチームメートで、今秋ドラフト候補の4番・藤嶋に投じた1球は、地元中継局のスピードガンで自己最速を2キロ上回る、圧巻の150キロの大台もマークした。
これだけでは終わらない。1試合を挟んで行われた準決勝・聖光学院戦。「本人が“大丈夫です”と言うもんですから、好きに放らせました」と迫田守昭監督が振り返ったように、1点差に迫られた7回1死三塁でマウンドへ。連続空振り三振でピンチを切り抜けると、2回2/3を被安打3の4奪三振、無失点と力投。「初めての経験」というダブルヘッダーで計11回2/3を投げ、18三振を奪う鉄腕ぶりでチームを決勝の舞台へと導いた。
1メートル77、73キロ。作新学院・今井、花咲徳栄・高橋昂、横浜・藤平、履正社・寺島の「高校ビッグ4」に比べれば恵まれたサイズではない。しかし、威力ある直球だけでなく多彩な変化球を武器に、2大会ぶり5度目のアジア王者に輝いたU―18アジア選手権でも計3試合9回2/3で、被安打1の18奪三振。既に11球団から調査書も届いており、地元・広島の苑田聡彦スカウト統括部長が「左投手であれだけコントロールが良く、切れのあるスライダーを放れれば(プロでも)何とか生きていける。いい度胸もしている。最終リストには残している。上位には来るでしょう」と話すようにプロの評価は急上昇中だ。5日の決勝は、そのビッグ4の一角、履正社・寺島との対決。「ワクワクする。最後だし、自分が投げて終わりたい」と堀。高校最後の試合を、最高の形で締めくくる。
◆堀 瑞輝(ほり・みずき)1998年(平10)5月10日、広島県生まれの18歳。小2から野球を始め、呉昭和中では軟式野球部に所属。広島新庄1年夏からベンチ入り。2年夏の広島大会は6試合5完投、計46回を4失点で同校夏の甲子園初出場に貢献。2年連続出場の今夏甲子園は3回戦進出。侍ジャパン高校日本代表に選出されてU―18アジア選手権(台湾)制覇に貢献した。持ち球は直球にスライダー、チェンジアップ、カーブ、ツーシーム、カットボール。左投げ左打ち。