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阪神:清宮が進学なら社会人投手ビッグ3を1位指名へ

このパターンが多くなるかも
スポニチアネックス:野球
阪神が、今秋ドラフト1位の筆頭候補にリストアップしている早実・清宮幸太郎内野手(3年)が大学進学を決断した場合、即戦力投手にターゲットを変更する方針であることが12日、分かった。その候補に挙がるのはJR東日本・田嶋大樹投手(20)、ヤマハ・鈴木博志投手(20)、NTT東日本・西村天裕投手(24)の社会人トリオだ。
 実力と人気を兼ね備える清宮は現時点で不動の1位筆頭候補だ。ただ懸念がある。まだ進路を明言していないことだ。早実は早大の系列校。その内部進学率は97%(16年3月卒業生)にのぼる。しかもラグビートップリーグ・ヤマハの監督を務める父・克幸氏も早大OBだ。もしもドラフト直前に1位候補が大学進学となれば、戦略の大幅な見直しを迫られることになる。そこで阪神は「清宮進学」の場合、即戦力投手の1位指名に方針転換する準備を進めている。
 球団幹部は「清宮君が大学進学となれば、1位は投手になるんじゃないでしょうか。即戦力投手に行くのも手でしょう」と、見通しを立てた。今年は高校生、大学生に目玉と言われる投手が不在の中で、社会人投手が豊作だ。その中でも特に評価が高いのが、JR東日本・田嶋、ヤマハ・鈴木、NTT東日本・西村の3投手だ。
 田嶋最速152キロの本格派左腕だ。佐野日大(栃木)では3年春のセンバツで4強。その時点でも上位候補だったが、社会人野球でさらなる成長を遂げた。入社1年目から日本選手権の先発を任され、2年目に都市対抗デビューも果たした。スリークオーター気味の腕の振りから繰り出す150キロ前後の直球と鋭いスライダーが武器で、阪神・能見タイプの即戦力投手だ。
 鈴木は1メートル80、85キロの恵まれた体格から、最速154キロを投げ下ろす剛腕。磐田東(静岡)では全国的に無名だったが、社会人で急成長を果たした。特に入社2年目の昨年、都市対抗2試合の登板でプロの注目を集めた。150キロ台を連発する投球スタイルから適性は中継ぎと見られる。かつて「JFK」の一角を担った久保田のように、勝ちパターンの抑え、セットアッパーを担える逸材だ。
 西村最速154キロを誇る本格派右腕だ。帝京大では阪神・青柳と同級生で主戦は西村だった。阪神は当時からリストアップも、一昨年のドラフト直前に左膝前十字じん帯を損傷し、指名を見送った経緯がある。かねてからの“恋人”だ。
 一昨年の高山、昨年の大山、そして今年の清宮…。3年連続の野手1位指名も想定している阪神だが、清宮が進学を決断した場合に備え、即戦力投手の調査にも余念はない。
★田嶋と鈴木は高卒3年目での指名になります。田嶋は高校時代プロ志望届を出せば上位で指名されていたでしょう。ライバルが目白押しのJR東日本で1年目から投げるその非凡さは、さらに評価を上げました。清宮がいても入札でないと獲れないでしょう。
鈴木は田嶋と違い高校時代は無名も一気に伸びました。
正直、高卒で即社会人野球へ進むと出場機会が限定されて、毎年大学で活躍した選手もどんどん入社してくるので大きく花を咲かすことができない選手も多くいます。ただし、その過酷な状況で早くから活躍した選手は「買い」です!オリックスの山岡泰輔なんてまさにですね。

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