【感想】ドラフト会議2025
★昨日、ドラフト会議2025が行われました。実は私は、最初から分かっていましたが仕事で支配下指名が終わるころに初めて情報を見れた次第です。パッと見渡したときに「あれ?立石が、あれ?」というところからでした。。。それでは、ドラフト会議2025の感想を書いてみようと思います。
【全体の感想】 公言は、広島:立石正広、西武:小島大河、巨人:竹丸和幸の3球団でした。結果を言うと西武と巨人は単独指名に成功しました。中日は、公言すると言っていたのを取りやめたことで、竹丸にいこうとしていたのでは?と憶測も出ました。 ふたを開けてみると、立石に3球団、石垣元気2球団、そして一番会場がざわついた佐々木麟太郎2球団でした。
単独は、上記の2球団以外に、ヤクルト:松下歩叶、中日:中西聖輝、楽天:藤原聡大の5球団となりました。「立石は?」のくだりは、もっと立石に入札いくと思っていたので名前をなかなか見つけられなかったからです。
先日の「ドラフト2025見どころ」では、「立石1強だけど、他にも魅力的な野手が多いぞドラフト」なんて言っていたのに蓋を開けたら3球団に留まりました。確かに、「佐々木行きます」と公言もやりにくかったと思われるので、全体的に立石匂わせ球団が多かったのかも。
立石を外した2球団が、また平川蓮で競合しました。佐々木を指名して一番盛り上げたDeNAは小田康一郎でした。 自分的に1位では挙げていなかったけど、指名されたのは大川慈英、藤川敦也でした。この二人の共通項は強いストレートですね。また勉強です。
全体の指名の感じですが、サプライズ指名はそこまで多くないのかなと思いました。多少順位の上下はありますがかなり制度が高かったなと思います。 怪我から復帰した稲川竜汰を予想で入れたつもりが、最終で記載できなかったのが少し心残りではありました。
でも2位にはしなかっただろうなあ。あと高校生左腕が多いと言っていましたが、吉川陽大、江藤蓮、宇佐美球児など指名漏れ。あと驚いた指名漏れとしては、中西浩平、山形球道、池田彪我、田村剛平、村上裕一郎、松浦佑星、谷脇弘起あたりでした。 今回社会人大卒5年目の片山皓心、大卒4年目の九谷瑠、飯田琉斗などなど解禁組ではない選手も目立ったので、プロを目指す選手はめげずに頑張って欲しいですね。
オイシックスから支配下指名が出て(能登嵩都)、育成でも2名指名。昨年指名漏れした知念大成は良かったですね。逆にウエスタンのくふうハヤテは指名ゼロとなってしまい厳しい現実もありました。
それでは球団ごとに見ていきましょう。どうしても点数を付けたくなっちゃうのでお許しを。今現在の感想で、最終的に活躍するしないというのは、違う評価になることは承知しています。
【東京ヤクルト】80点
松下は良い選手ですが、なんとなく立石にチャレンジする方が当たっても外れても勢いが出たのかな、とどうしても思ってしまいました。1、2、6位を即戦力野手、3、4、7位で即戦力投手という感じでした。どうしても野手を厚くしたかった想いは感じるので、立石を外した時に松下も獲れず予定を狂わすのを避けたのかな。投手力もかなり不安ではありますが、3位の山崎太陽は、まだ素材型ですぐは難しいかも。でも増居翔太が獲れたのは大きいです。ローテを守って欲しいところです。
【千葉ロッテ】95点
石垣を競合の末獲得しその時点で高得点、なんと2位に毛利海大が残るという奇跡でさらに加点。奥村頼人、櫻井ユウヤ、岡村了樹の魅力的な高校生。冨士隼斗、田中大聖の剛腕中継ぎ候補も獲得したので、正直100点でも良いとは思いましたが、やはり、最下位だったことを考えるともう少し即戦力に偏らせてもと思うところはあります。もちろん、将来的なことを考えるととても良い指名です。また、育成枠で中山優人、高橋快秀、杉山諒と支配枠でもおかしくない選手も獲れています。
【広島】90点
立石公言からスタートして残念ながら外れてしまいましたが、大型スイッチヒッターの平川を引くことができました。その後も斎藤汰直、勝田成、工藤泰己、赤木晴哉、西川篤夢、高木快大とお好みそうな選手を次々に指名できた感じがします。2位の斎藤はとてもお得感があります。ヤクルトで書きましたが、立石チャレンジからその勢いがついた?のかとても見栄えがします。補強したかった捕手は育成枠で小林結大となりました。
【西武】95点
小島を公言して単独指名成功。小島の打撃は非常に魅力的です。2位にこれも岩城颯空が残っていてとてもラッキー。先発中継どちらでもいけそうです。そして幸運は3-4位にも。秋山俊-堀越啓太という冗談はよしてほしいと思うほどのすさまじさです。4位に地元の大型遊撃手横田蒼和となりしてやったりの指名ではないでしょうか。メジャー流出危機もあり即戦力先発投手がもう1枚欲しかったかな。育成もやりたい放題で、新井唯斗、今岡拓夢、斎藤佳紳、濱岡蒼太という凄さ。
【中日】85点
中西の単独指名に成功しました。怪我の具合は心配ですが、素晴らしい投手なのは間違いないです。熱いタイプの中西に対し、2位でクールタイプの櫻井頼之介を指名。下位球団は1位が野手優先傾向もあり良い指名が続きました。この2枚がローテに入ってくれるとたまらんですね。3位は高卒2年目ロマン枠篠崎国忠を獲得。コントロールにバラつきはありますが、良い時の球は惚れ惚れします。4位以降に野手を3人獲ったバランスは良いのですが、少し未知数な選手と感じます。特に花田旭に期待です。育成で牧野憲伸はOKですね。
【東北楽天】85点
とびっきりの成長曲線を描く藤原ー安定感抜群の伊藤樹の1-2位ラインはとても良い指名だと思います。少し伊藤は勤続疲労なのか打たれだすと大量失点の場面を目にしていて懸念事項ではあります。3-4位で繫永晟、大栄利哉と野手を指名。繁永は各球団中位で狙っていたのではないでしょうか。スパイスとして都市対抗MVPの九谷瑠を指名。ゴリゴリの即戦力投手でしょう。阪上翔也は左打ちの外野手で、中島、吉納に続いて3年連続下位指名。全体的に少しスケール感が弱いかな。育成では大坪梓恩、金子京介などロマン砲獲得。
【巨人】85点
竹丸を公言し見事に単独指名。外れ1位の一番人気になりそうだった感じでした。ローテに入ってくれないと困る左腕です。2位の田和廉は伊藤に続き早大連続指名でした。大勢、船迫に次いで中継ぎ陣には入れるか。3位の山城京平は制球には難があるも剛速球が魅力の左腕でお得感。岡本のメジャー挑戦の穴も大きいですが、それよりも投手陣の整備の方が優先課題でした。6位で藤井健翔を指名し岡本2世になってもおかしくないパンチ力です。育成で冨重英二郎、松井蓮太朗は支配下でも良いような選手です。
【オリックス】80点
石垣を外したが藤川を指名。その後も森陽樹、佐藤柳月と高素材高校生投手を次々に獲得。さらに4位で二刀流の窪田洋祐、7位も捕手で野上士燿、育成でも中西創大と将来性に極振りした指名となりました。得意の下位で即戦力投手は高谷舟、二刀流の石川ケニー、育成でシャピロマシュー一郎と続き、渡邊一生がこのところまで残っていました。投手が補強ポイントなのはわかりますが、ちょっと来年から即期待できそうな選手が見当たらないので、現有戦力頼みというところで羨ましい指名ですが、点数は伸びないという感じ。
【横浜DeNA】90点
佐々木を外し小田に。小田は十分サードもいけそうな感じがしますし、秋は苦戦していますが、プロでめちゃくちゃ打ちそうで、中日ファンとしては脅威です。島田舜也、宮下朝陽の東洋大コンビはどの球団も狙っていたであろうスケールの大きな選手です。片山は怪我を乗り越えて大卒5年目左腕。高得点の理由として5位に3拍子揃う遊撃手の成瀬脩人を確保したことです。一気にいい感じに締まった感じがします。5人で終わり育成に高校生の清水詩太だけ指名するかっこいい感じ、こういうのを予想アソビで当てたかったなあ。
【北海道日本ハム】80点
立石、平川と外して大川という指名。大川は中継ぎで活躍する画が浮かびます。2位に阪神が獲る前に?エドポロケインを獲得。1位もありそうだった即戦力ショートの大塚瑠晏もここまで残りバラエティに富んでいます。大塚は秋の不振が響いたかな。素晴らしい守備だけでも絶対お得ですね。そこからお得意の半田南十、藤森海斗と期待値が高そうな高校生を獲得し5人で終了。先発投手は充実しているので、中継ぎの即戦力だけ先に押さえてあとは野手ドラフト。もう何をやっても正解に見えてきます。2度外したことは減点ではありますね。
【阪神】100点
立石を引き当ててそれで終わらないぞ、と言わんばかりに谷端将伍という立石と被りそうな選手をしました。2人とも打撃が素晴らしいので、ポジションは打撃で結果を出せば後からついてくるでしょう。谷端は代表ではレフトも守ってましたね。そして3位に岡城快生というすぐ使えそうな外野手と余裕しゃくしゃくの指名で盤石です。野手の選手層がさらに上がってしまいました。きっと藤川が欲しかったでしょうが、早瀬朔が4位に残り問題なし。下位での独立リーグ(今回は2軍球団)系の投手の能登をきっちり確保しました。
【福岡ソフトバンク】90点
佐々木を引き当てました。90点としたのは入団確約ではないためです。稲川竜汰、鈴木豪太、相良雅斗と実力派の大学生投手を連続指名しました。チョイスが渋い感じがしますが特徴がないと強力投手陣に食い込めませんから。稲川は大きなカーブ、鈴木はパワーサイド、相良は回転数の多い球質の良さ。ここまでだと高得点は危ないかでしたが、5位に高橋隆慶を獲得できたことが大きいです。これで佐々木が7月から参戦したら打力がさらにアップです。育成枠は、結構メジャーな名前が並んでいます。今年の候補選手の厚さを感じます。
★好き勝手に12球団の指名結果の感想を書きました。いつもそうですが、今現在の点数なので、入ってからは、1位も育成も関係ないですから、どうなるかわかりません。私が祈るのは、上位で入った選手や、アマ時代に評価の高かった選手はみんな活躍して欲しいということです。
でも実際は結構シビアな結果で夢破れる選手がほとんどです。逆にノーマークの選手が日本代表などまで上がることも珍しくありません。だからこそ、ドラフト予想アソビは面白いし飽きないとは思いますが。
このドラフト会議2025が終わったので、私は中日に入団してくれる選手を全力で応援する人に変わります。何なら他の球団に入る選手は敵です。まあ、そこまで非情にはなれませんが。ドラフトはだいぶ前からですがドラフト2026候補に気持ちは移っています。
もうすでに「ドラフト予想アソビ2026お試し号」をやってしまいました。これも毎年そうですが、肩肘張らず自由にやることをモットーにしているのでご了承ください。
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