プロ野球ドラフト会議をネタに予想アソビをしているブログです。中日ファンですがドラフト予想は公平にやっているつもりで日々ドラフト指名選手や順位を考えてばかり。ドラフト2025の推しは検討中です。ドラフトニュースはXで更新しています(^∀^)/
根尾、藤原、横川、山田、中川
誰が呼んだか、「多刀流」。実に言い得て妙だ。第89回選抜高校野球大会に出場した大阪桐蔭の2年生、根尾昂(ねお・あきら)のことである。背番号「7」の根尾は、1回戦では遊撃を守り、大量リードした試合終盤は中堅の守備についた。2回戦の静岡戦でも序盤は遊撃を守ったが、競ったゲームの火消し役としてマウンドにも上がり、8回、9回を零封して勝利に貢献した。 「甲子園は不思議なところでした。(いろんなポジションで出場して)全部、楽しいです」(根尾)史上初の選抜決勝大阪対決を実現した今年の大阪桐蔭の2年生には、来秋のドラフト1位になりうる逸材が4人も5人もズラリと並ぶ。中でも出世頭が根尾なのだ。飛騨高山で生まれ育った彼は、中学時代に既に146キロを記録。スキーの回転で中学生日本一になった経歴も持つ。両親が共に医師という家庭に育ち、勉強の成績も優秀だ。すべてをそつなくこなす大人びた選手であるため、先輩の3年生たちは彼を「根尾さん」と呼ぶらしい。
野手の注目株は、昨夏、1年生ながら根尾と共にベンチ入りした中堅手の藤原恭大だ。西谷監督が「根尾もかなり速いが、藤原はもっと速い」という俊足(50メートル5秒8)。一発もある。 「目標とする選手は、(走攻守)三拍子揃った柳田悠岐選手です」(藤原)
同級生のエース格が横川凱(かい)だ。190センチの長身左腕で、角度のある140キロオーバーの直球と、スライダーを武器とする。ただ、2回戦では初回に5失点(自責4)。1死しか奪えずマウンドを降りるホロ苦デビューとなった。
まだまだいる。準決勝でチームの全2打点をあげた三塁手の山田健太。愛知出身の彼は昨秋、大阪桐蔭の4番に座り、選抜では初戦で同級生の誰よりも早くスタンドにアーチをかけた。スタメン出場する一塁手の中川卓也もいる。2015年の選抜で青森の八戸学院光星のエースだった兄・優は大阪桐蔭に敗れたが、兄のリベンジよりも、「激戦区大阪で日本一を目指したい」と入学を決めた。 過去、同一年に同一高校からドラ1が複数出たのはPL学園のKKコンビなど2人が最多。来秋、それを塗り替えるのは大阪桐蔭かもしれない。