プロ野球ドラフト会議をネタに予想アソビをしているブログです。中日ファンですがドラフト予想は公平にやっているつもりで日々ドラフト指名選手や順位を考えてばかり。ドラフト2025の推しは検討中です。ドラフトニュースはXで更新しています(^∀^)/
巨人のスカウト会議が17日、東京・大手町の球団事務所で行われ、早大のエース右腕・有原航平投手(3年)をドラフト1位最有力候補の1人としてリストアップした。今年は大学生投手を中心に逸材が多く、この日は10人前後に上位候補を絞り込んだが、最速156キロ右腕が軸となることは確実。先発ローテーションの一角を担える即戦力投手として、徹底マークする方針だ。★左腕にコレだけ多く逸材が揃っていても、「抜けている」という評価ですから本命なのは間違いないですが、競合は避けては通れないですね。
早大伝統のエースナンバー「11」を背負う187センチ右腕が、今秋ドラフトの話題の中心となりそうだ。この日、約1時間半にわたって行われたスカウト会議で、上位候補をリストアップ。山下哲治スカウト部長は「人数は10人前後。今年は大学生にいい投手がいるから。ものすごく分かりやすいよね。全体的に野手が少ないから、どうしても投手中心になってくる。早稲田とか法政とか明治とか…」と、名前こそ明かさなかったが、基本戦略の一端を明かした。中でも、極めて高い評価を与えているのが有原だ。
投手では中大のトルネード左腕・島袋洋奨、明大の2季連続ベストナイン投手・山崎福也、法大エース・石田健大らの左腕トリオに加え、亜大の151キロ右腕・山崎康晃ら逸材が多い。さらに、愛媛・済美の157キロ右腕・安楽智大もリストに入った。が、球団幹部は「有原は、現段階ではちょっと抜けている」と明かした。有原は1年春からリーグ戦登板を果たし、昨秋の東京六大学リーグでは8試合3勝1敗、防御率0・72で最優秀防御率を獲得した。野村(現広島)に憧れて入学した広陵(広島)でも1位候補とされたが、大学ではさらにパワーアップ。MAX156キロの直球に140キロ台のツーシーム、カットボールを操る本格派に成長した。リーグ通算13勝をマークする文句なしの即戦力候補で、5日の早大練習始めには、巨人の榑松(くれまつ)スカウトを含め9球団が集結する人気ぶりだった。
巨人の先発陣はエース内海、菅野、杉内、広島からFA加入した大竹、沢村、新外国人のセドン、宮国、今村らと頭数はいるが、川口投手総合コーチが16日のスタッフ会議の際に「先発が足りない」と指摘したように、さらなる補強の余地があるポジションでもある。山下スカウト部長は「右左関係なく、ウチですぐに戦力になる投手」が最優先になると強調したが、その中心に有原がいるのは確か。1年をかけてパフォーマンスを徹底分析していくことになる。◆有原航平(ありはら・こうへい)
▼生まれとサイズ 1992年8月11日、広島市生まれ。21歳。187センチ、90キロ。右投右打。
▼球歴 小2から野球を始め、投手一筋。三和中では軟式野球部に所属。「実家から近かった」ことと、2007年夏の甲子園で準優勝した野村(現広島)―小林(現巨人)に憧れ、広陵高に進学。3年春のセンバツで4強入り。149キロ右腕としてドラフト1位候補に挙がったが、「夏に右肘を故障したことも考えて」早大に進学。1年春にリーグ戦デビュー。昨秋は3勝1敗、防御率0.72で最優秀防御率。リーグ戦通算50試合、13勝10敗、防御率3.01。
▼球種 MAX156キロのストレートに加え、左打者にツーシーム、右打者にカットボールを140キロ台で投げ込む。さらにスライダー、カーブ、チェンジアップと変化球も多彩。
▼理想の投手 レッドソックスの上原。「腕の振りが直球でも変化球でも変わらないところ」
▼性格 自称「かなりのマイペース」。練習中も周りに左右されず「自分の決めたことをやる」。休日は主に部屋で寝る。
▼特技 ボウリング。ベストスコアは275。
▼母校愛 試合前は母校・広陵高野球部OBが在籍した2人組の歌手「GiFT」の「勝利ノウタ」を必ず聴く。「自分は広陵に育ててもらったので」