http://draftdeasobo.atgj.net/%E2%96%A0%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%88%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E6%8C%87%E5%90%8D%E7%B5%90%E6%9E%9C%EF%BC%9A2000%E5%B9%B4%EF%BD%9E2030%E5%B9%B4/2003%E5%B9%B4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%88%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E6%8C%87%E5%90%8D%E7%B5%90%E6%9E%9C2003年ドラフト会議指名結果
内、白浜、鳥谷、馬原、内海など
★自由枠2名、自由枠1+2位、高校生を1位指名するには自由枠を放棄
横浜 オリックス
自 吉川輝昭(日文理大)投 歌藤達夫(ヤ マ ハ)投
自 森 大輔(扶桑川崎)投 **********
1 ********** **********
2 ********** 柴田誠也(尚志学園)投
3 ********** **********
4 牛田成樹(明治大学)投 嶋村一輝(九州国大)内
5 呉本成徳(明治大学)内 野村宏之(近畿大学)投
6 ********** 松村豊司(立命館大)投
7 ********** 小島昌也(自由ケ丘)外
8 ********** 由田慎太郎(早稲田)外
広島 日本ハム
自 ********** 糸井嘉男(近畿大学)投
自 ********** **********
1 白浜裕太(広陵高校)捕 **********
2 ********** 須永英輝(浦和学院)投
3 比嘉寿光(早稲田大)内 **********
4 尾形佳紀(本田狭山)内 押本健彦(日産自動)投
5 仁部 智(T D K)投 稲田直人(JFE 西日)内
6 ********** 金森敬之(東海菅生)投
7 ********** 渡部龍一(札幌第一)捕
ヤクルト 千葉
自 川島 亮(八戸大学)投 **********
自 ********** **********
1 ********** 内 竜也(県川崎工)投
2 山田裕司(小松市立)投 **********
3 ********** 杉原 洋(開星高校)投
4 青木宣親(早稲田大)外 田中雅彦(近畿大学)捕
5 吉田幸央(城郷高校)投 三島輝史(大阪桐蔭)投
6 佐藤 賢(明治大学)投 成瀬善久(横浜高校)投
7 ********** 藤井宏海(福井高校)投
近鉄 巨人
自 香月良太(東 芝)投 内海哲也(東京ガ ス)投
自 ********** **********
1 ********** **********
2 吉良俊則(柳ケ浦高)外 西村健太朗(広陵高)投
3 ********** **********
4 坂 克彦(常総学院)内 平岡政樹(徳島商高)投
5 新里 賢(法政大学)捕 岩館 学(東洋大学)内
6 中本和希(近大工学)内 山本賢寿(帝京大学)投
7 栗田雄介(千工大卒)投 佐藤弘祐(東北高校)捕
8 ********** 南 和彰(福井工大)投
西武 中日
自 山崎 敏(平成国大)投 **********
自 ********** **********
1 ********** 中川裕貴(中京高校)内
2 黒瀬春樹(県岐阜商)内 **********
3 ********** 石川 賢(八戸大学)投
4 松川誉弘(港 高校)投 佐藤 充(日本生命)投
5 松坂健太(東海仰星)外 中村公治(東北福大)外
6 岡本篤志(明治大学)投 堂上剛裕(愛工名電)内
7 佐藤隆彦(元 米国)捕 川岸 強(トヨタ 自 )投
8 杉山春樹(専修大卒)投 小川将俊(日本通運)捕
福岡 阪神
自 馬原孝浩(九州共大)投 鳥谷 敬(早稲田大)内
自 ********** 筒井和也(愛知学大)投
1 ********** **********
2 城所龍磨(中京大学)外 **********
3 ********** **********
4 明石健志(山梨学付)内 桟原将司(新日広畑)投
5 榎本敏孝(西淀川高)投 小宮山慎二(横隼人)捕
6 金子圭輔(志学館高)内 庄田隆弘(シダックス)外
7 三瀬幸司(NTT中国)投 **********
8 竹岡和宏(元 米国)投 **********
★いわゆる不作の年で、自由枠を行使したい選手も少なく、かと言って高校生にも逸材が少ない状態でした。自由枠での話題はなんと言っても即戦力遊撃手・鳥谷の獲得には各球団しのぎを削ったが、在京球団の方が有利と思われたが、何と阪神が獲得。快速左腕の筒井と合わせて大成功を収めた。
早稲田大学は三冠王や色々なタイトルを手にしてきた鳥谷、4番を打った大型内野手・比嘉、安打製造機と当時から言われていた青木、1年春からレギュラーだった由田が8巡目と遅い指名になり、他の指名された3人も、指名されるまでは喜び半分という感じで重い空気になっていた。1学年上には和田、1学年下には田中浩、2学年下には武内、越智などがいます。そりゃ強いですね。
青木は、高校時代は投手で早稲田大に進学したが、すぐ外野手へ転向した。安打製造機として首位打者を獲得するなど史上初の4連覇に貢献。自由枠も十分あると思いましたが、順位は意外に低くなりました。1年目は活躍できませんでしたが、2年目以降の活躍は群を抜いていますね。ヤクルトと特別な密約もなかったと思われるので、プロ側は見抜けなかったんでしょうね。
今まではあまりメジャーではなかった八戸大学から自由枠で川島、3位で石川と2投手が上位指名を受けた。川島は千葉県出身で地元ロッテのファンで入団先もロッテと相思相愛だった。しかし、4年時怪我をしたときにロッテが一時撤退していた時もヤクルトは熱心に見てきたことで決め手になったと言われています。
西武の自由枠・山崎は小柄ながら150キロの速球とスローカーブで即戦力左腕候補として人気が出ました。近鉄・オリックス・ロッテなどと争奪戦を繰り広げて獲得しました。ちなみに大学の2年後輩に後に西武の1位で入団する事になる平野がいました。
自由枠を1つにして2巡目を狙う球団が多く、日本ハムを希望していた柴田をオリックスが、巨人以外は社会人にいくと言っていた須永は日本ハムが強行指名して、交渉は難航したが共に入団する事になった。巨人は甲子園優勝投手の西村が残っていた。
吉良は左の長距離砲で、通産54本塁打で2,3年と2年連続甲子園にも出場。飛距離も規格外でドラフト1位での獲得も噂された。本人は、西武かダイエーを希望していたが、潔く入団した。ただ、かねてから懸念されていた左肘の手術をし、その影響か大きな活躍を出来ず戦力外通告を受けた。また、坂は甲子園で優勝を経験したしたのですが、倒した相手が蒼々たるところでした。吉良のいる柳ガ浦、黒田祐のいる静岡、久米のいる桐生一そして決勝は、2年生エース・ダルビッシュがいる東北を倒しての優勝でした。
有名人としては、近鉄自由枠の香月。彼は柳川高校時代に春夏連続出場でベスト8に進出。ドラフト指名が確実だったが、噂によるとドラフト上位でないと入団しないとの意向を出したようで、指名なく社会人へ進んだ。社会人でも活躍し自由枠入団となった。ちなみに弟の良仁はライバルチームのロッテに2008年指名されています。
中日4位の佐藤充は、日本体育大学時代に日本代表に選ばれて190cmの長身から投げ込まれる速球でドラフト1位候補になりました。しかし、結果的に指名がなく社会人へ。日本選手権では日本生命の優勝に貢献して最優秀選手を受賞したが、ここでも指名がなく、ちょっと旬を過ぎてしまったかな、と思いきや翌年ドラフト会議1ヶ月前からまた名前が出てきて指名となりました。
また、6位で堂上が指名されました。堂上の父は元中日の投手で、当時、中日の選手寮の館長をしていて当然ながらそこへ入寮した。堂上は愛工大名電時代に通産46本塁打の大型スラッガーとして鳴らし、プロの評価も高かったが、さすがにガッチリと中日が囲い下位での指名に成功した。ただし、弟直倫はドラフトの目玉になり神通力は通じず3球団の入札競合の末兄弟で同じチームメイトとなった。
少し変り種はヤクルト5位の吉田です。シニア時代に全国大会に出場し、名門の東海大相模に入学するも野球部の体質に馴染めず、1ヶ月もたたないうちに退部し、さらにその後1学期限りで高校も中退した。その後2学期から城郷高校に転入し、野球部に入部。エースとして140キロ台後半の速球と切れ味鋭いスライダーを武器に無名だったチームを引っ張った。その素質を買われて在校中に大リーグのサンディエゴ・パドレスのテストに合格していたが、ヤクルト5位で指名され入団。入団会見で「メジャーに行きたい」と述べて周囲を驚かせたが、内臓疾患によりわずか半年で任意引退となってしまいました。
もう一人は西武7位の佐藤です。そうです「GG佐藤」ですね。経歴が面白くて、中学時代は野村沙知代がオーナーを務めていた「港東ムース」に在籍。桐蔭学園高校から法政大学に。法大では活躍できなかったがフィリーズ傘下の1Aで強肩を買われ内野手から捕手へコンバートされプレー。西武のテストを受けて合格。中学時代に爺くさいと言う事で「G.G」というあだ名が付いたそうです。こういう異色選手はなかなか活躍する例は多くないですが、見事に日本代表にも選ばれ花を咲かせました。
この年にヤクルト4巡目で青木、ロッテが6巡目で成瀬、福岡7位に三瀬などがいました。
【2004年新人王】
セ・リーグ:川島 亮(ヤクルト)新人
パ・リーグ:三瀬幸司(ダイエー)新人
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