1997年ドラフト会議指名結果|■ドラフト会議指名結果:1980年~1999年|ドラフトでアソボ 忍者ブログ

ドラフトでアソボ

プロ野球ドラフト会議をネタに予想アソビをしているブログです。中日ファンですがドラフト予想は公平にやっているつもりで日々ドラフト指名選手や順位を考えてばかり。ドラフト2025の推しは検討中です。ドラフトニュースはXで更新しています(^∀^)/

1997年ドラフト会議指名結果

川口、川上憲、高橋由など
★各球団は指定枠で指名する2選手を、1位、2位の順番をつけて同時に提出。高校生には希望を聞かない。
        ロッテ            中日    
1 渡辺正人(上宮高校)内  川上憲伸(明治大学)投   
2 寺村友和(本田技研)投  森  章剛(大分藤蔭)外   
3 藤田宗一(西濃運輸)投  正津英志(NTT北陸)投
4 礒  恒之(城西大学)投  鈴木郁洋(東北福大)捕
5 於保浩己(九州共大)外  井端弘和(亜細亜大)内
6 小林亮寛(P L 学園)投  高橋光信(国際武大)内
7 白鳥正樹(城西大学)投  白坂勝史(関東学大)投
8 **********  清水清人(邇摩高校)捕

       ダイエー            阪神
1 永井智浩(J R 東海)投  中谷  仁(智弁和歌)捕
2 篠原貴行(三菱長崎)投  井川  慶(水戸商高)投
3 木村 茂(千葉商大)投  橋本大祐(富士大学)投
4 星野順治( N K K )投  坪井智哉(東   芝)外
5 辻  武史(星稜高校)外  山岡洋之(東北福大)投
6 笹川  隆(東海菅生)内  奥村武博(土岐商高)投

       日本ハム            巨人    
1 清水章夫(近畿大学)投  高橋由伸(慶応大学)外
2 新沼慎二(仙台育英)捕  川中基嗣(日本通運)内
2 小田智之(興誠高校)内  **********
3 原田健二(三菱水島)投  山田真介(上宮高校)投
4 飯山裕志(れ い めい)内  小田幸平(三菱神戸)捕
5 古城茂幸(国士舘大)内  田中健太郎(松商学)投
6 日里正義(全三郷倶)外  中村善之(新日八幡)投
7 **********  吉村将生(東海大四)内
8 **********  平松一宏(JR西日本)投

        近鉄             広島
1 川口知哉(平安高校)投  遠藤竜志(NTT 関東)投   
1 真木将樹(法政大学)投  **********
2 高須洋介(青山学大)内  兵動秀治(佐賀商高)内   
3 森谷昭仁(豊川高校)外  林  昌樹(興誠高校)投   
4 吉川元浩(東農大二)投  小林幹英(プリンスホテ)投   
5 田中祐貴(杜若高校)投  倉  義和(京都産大)捕   
6 代田建紀(朝日生命)外  青木智史(小田原高)外   
7 高塚信幸(智弁和歌)投  岩崎智史(平塚学園)内
8 **********  橋本  啓(天理高校)投

       オリックス           横浜
1 川口知哉(平安高校)投  川口知哉(平安高校)投
1 **********  谷口邦幸(町野高校)投
2 前田和之(日通名古)投  新沼慎二(仙台育英)捕
3 前田浩継(九州共大)投  関屋智義(愛知高校)投
4 杉本潔彦(日産九州)投  田中  充(西京商高)外
5 高橋信夫(本田技研)捕  宮内  洋(元住友金)内
6 永田能隆(北陸銀行)投  **********

        西武           ヤクルト  
1 安藤正則(専修大学)投  川口知哉(平安高校)投
1 **********  三上真司(敦賀気比)投
2 佐藤友紀(神戸弘陵)投  新沼慎二(仙台育英)捕
2 **********  五十嵐亮太(敬愛学)投
3 鳥谷部健一(柏陵高)投  大脇浩二(北照高校)内
4 土肥義弘(プリンスホテ)投  大山貴広(大洲高校)内
5 大島  寛(デュ プ ロ)投  高橋郁雄(元  一光)外
6 芝崎和広(大和銀行)投  **********
7 平良幸一(沖縄電力)投  **********

★目玉は、甲子園で大活躍した大型左腕・川口に東京6大学のスター選手でライバル関係にあった川上と高橋由に人気が集中した。この2人はビジュアル的にも人気があり争奪戦になったが、川上は明治大の大先輩の中日・星野監督からのラブコールを受け中日に。高橋由は在京球団で激しい獲得合戦があり、一時劣勢でヤクルト入りが確実かと思われたが、逆転で巨人が逆指名を勝ち取った。

川上は徳島商のエースで4番として甲子園に出場しベスト8入りに貢献しドラフト候補にもなったが、大学進学。大学3年には全勝優勝に貢献し、4年では主将にも選ばれた。方や高橋は中学時ポニーリーグでは投手として全国優勝。桐蔭学園では1年から外野で活躍して2年連続甲子園出場したが3年では予選敗退。慶応進学後も活躍し3年には三冠王。4年は主将。この2人は名前も古風な感じで、ルックスもよくライバル心むき出しの名勝負を繰り広げて六大学野球人気もアップ。プロになっても意識満々でした。

このことにより、逆指名の権利を持たない高校生の川口に眼が向く事になった。184cmから投げ下ろす速球と落差のあるカーブとビッグマウスで人気者に。オリックスを意中球団としてドラフトを待ち4球団競合の末オリックスが引き当てた。しかし、プロでは大成せず。また、大型捕手の新沼も2位での3チームが競合して横浜が引き当てたが、新沼もなかなか芽がです。川口も新沼も外したヤクルトは、2位で五十嵐を獲れています。

ちなみに2位指名で仙台育英の新沼慎二をヤクルト、横浜、日本ハムの3球団が指名し抽選となった。2位指名では上位チームから選手が公表されるので本来ならこの年日本一だったヤクルトからくじを引くはずだった。しかし司会を務めていたコミッショナー事務局はそれに気づかずリーグ4位だった日本ハムからくじを引くよう指示した。そのまま抽選が続けられ、結果として横浜が当たりくじを引いた。その後、順番の違いに気づいたヤクルトからくじを引く順番が違うのではないかと抽選のやり直しを求める抗議が出る。コミッショナー事務局は協議し、既に新沼本人にも横浜が交渉権獲得したと伝わり会見を行っていることも考慮し、事務局の不手際を認め交渉権はそのまま横浜とした。抗議したヤクルトを含め3球団もこれを了承した。

井川は阪神の2位でした。地元では下級生の頃から評判のドクターKでしたが、夏前に腰を痛めてしまい万全の状態では投げれず地方予選決勝で敗退しました。腰痛を懸念する球団もありましたが、阪神の評価は高く上位で指名されました。怪我の程度の見極めは難しいですね。阪神は成功でした。

高須は転居をしまくっています。佐賀県で生まれ幼稚園の時、名古屋へ、中3には金沢へ、大学は青山学院大、プロは大阪→仙台。

2年生の甲子園で準優勝、3年生に優勝した智弁和歌山から中谷と高塚が指名されました。メンバーには大学経由してロッテに1位入団した喜多もいました。中谷もドラフト1位で指名されたが、高塚は7位でした。高塚は2年生からエースで力強い投球で将来を嘱望されたが肩を故障して以来3年の甲子園ではほとんど投げてはいませんでした。しかし、その潜在能力を買って近鉄が指名した。この3人が、プロで活躍できなかった事から、一部のドラフトファンから「智弁和歌山の選手はプロで大成しない」と囁かれています。個人的にはそんなことは全く関心がありませんけどね。

大洋4位の田中充は「古都のゴジラ」などと言われる大型の左打ちのスラッガーで、ドラフト上位に予想されていました。意外に下位指名で驚きました。プロでは意外に非力でその面影はなく活躍できませんでした。

4位以降では、西武4位に土肥、広島4位に小林幹、日本ハム5位に古城、巨人4に小田、ダイエー4位に星野、阪神4位に坪井、中日5位に井端などがいました。

【1998年新人王】
  セ・リーグ:川上憲伸(中日)新人
  パ・リーグ:小関竜也(西武)4年目

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