ドラフトでアソボ

久しぶりに2021を思い出しましょう
★今年もわずかになりました。ほんとの年末は大掃除というお仕事がありそうなのでこのタイミングでドラフト2021を振り返ってみましょう。

まずは新人王予想の答え合わせから。私の予想「新人王は誰だろう？2021」を久しぶりに見たところ、セリーグの栗林良吏は大当たり！パリーグの宮城大弥は全く予想外でした。
まずセリーグの栗林は文句なしですね。凄すぎるけど来年それをキープできるのかイメージできないぐらい凄いと思います。中日ファンとしては地元の高素材が多すぎて栗林と縁を持てなかったので少し残念ではあります。

対抗に推した奥川恭伸も9勝で日本シリーズでも堂々たる投球をしていました。森敬斗も100打席以上経験でき良さも見せましたがプロの洗礼を浴びたかな。
佐藤輝明は凄い注目を浴びて前半結果も出しましたがやはりプロの投手は弱点を突かれました。牧は1位指名がなかったので何か問題があったかと思いましたが3割1分4厘22本71打点は栗林がいたことの不運はあったものの栗林を凌ぐ7000万円でびっくり契約更改でした。

パリーグの宮城は、このような成長曲線は読めませんでした。間違いなくリーグ優勝の立役者の一人であることは間違いないですね。推した早川隆久は9勝したのでまずまずでしょう。佐々木朗希はデビューしましたが大爆発まではいきませんでした。伊藤大海は予想通りの活躍でした。

このように見ると即戦力で注目された選手、高卒の目玉選手の2年目は押さえる必要が高いですね。今年は特にアマ時代の実績がそれなりに濃く反映された感じでした。

【ドラフト５大ニュース」
１．１位入札は単独狙いが読めなかった
今年はもともと超目玉がいないが高素材は内野手を除き各ポジションに多くいたため、どうなるかと思っていましたが競合は隅田知一郎に４球団、小園健太に２球団となり６球団が単独指名でした。最近では多いほうではないでしょうか。単独指名は当然出し抜くわけですから情報をあまり出さずサラッと行きますから余計読めないです。ロッテ松川、楽天吉野なんて何とか当てたかったけど難しいね・・・

２．楽天の指名が独特すぎた
楽天はどちらかというと入札１位を逃げないタイプですが、逃げたわけではないでしょうが吉野創士を入札しました。吉野はプロがみんな静かに狙っていた大型外野手でした。右打ちを欲していた楽天が一本釣りしました。２位の安田悠馬もこの順位は意外でしたが打撃優先の大型捕手を出し抜いた感じです。３位の前田銀治もちょっと意外な順位。それも吉野と同じ右打ちの外野手。以降は全員投手となかなかでした

３．中日の指名に変化があった
中日は投手力は抜群でしたが、打撃陣特に長打力が全く振るわず、当然そこが補強ポイントで指名前にブライト健太、鵜飼航丞、正木智也の３人をスカウトが挙げていました。今までならタイプの似ているこの中の一人を指名するのがパターンでしたが２人を指名し６位に次候補で同タイプだった福元悠真も指名しました。仮に正木も３位に残っていたら行ったのかも。この指名は何かチームに変化が出そうです

４．廣畑敦也の評価が低かった
三菱自動車倉敷オーシャンズの廣畑は社会人投手の中ではナンバー１と思っていて入札もしくは外れ１位候補と思っていましたが結果はロッテ３位となりました。社会人投手では森翔平、山田龍聖、柴田大地の方が先に指名されました。ここまでスルーされるような投手ではないと思いましたがロッテはラッキー指名ですね。また野手の上位候補とみられた水野達稀はなんと３５番目の日本ハム３位でした。

５．高校生スラッガーの評価低め
高校生野手では吉野、松川、有薗直輝、前田銀、粟飯原龍之介までが３位以内。４位に阪口樂、味谷大誠、田村俊介、前川右京、小森航太郎と上位候補だった選手が結構いました。池田陵真はなんと５位でした。左腕投手や大学生野手の評価が高めで割を食ったかもしれません。どうしても高校生野手にロマンを抱きがちですが、大学生や社会人に良い野手がいれば球団は指名しやすいところかも

【ドラフト2022展望】
ドラフト2022について今の状況を見てみましょう。まず特徴的なのは二塁手、遊撃手の高素材がたくさんいます。ドラフト2021はその部分がポッカリ空きましたから、各球団が投手よりも内野手を優先する可能性が高いです。ちょっと挙げてみましょう

・山田健太（立教大学）右打ち
・齊藤大輝（法政大学）右打ち
・奈良間大己（立正大）右打ち
・田中幹也（亜細亜大）右打ち
・村松開人（明治大学）左打ち
・平良竜哉（NTT西日本）右打ち
・中山遥斗（三菱重工E）右打ち
・山里　宝（神戸国付）右打ち

などなかなかなメンツが揃いました。低身長の右打ち内野手が多いです。その中で高身長で高校時代から人気のあった山田は抜けた存在になりそうです。

野手ではまだ二刀流の
・矢澤宏太（日本体大）左投げ左打ち
・山田陽翔（近江高校）右投げ右打ち
・田中晴也（日本文理）右投げ左打ち
・森下瑠大（京都国際）左投げ左打ち
他にもスラッガータイプで
・浅野翔吾（高松商業）外　右打ち
・松尾汐恩（大阪桐蔭）捕　右打ち
・内藤　鵬（日航石川）三　右打ち
・内海優太（広陵高校）外　左打ち
・下山悠介（慶應義塾）三　左打ち
・北村恵吾（中央大学）三　右打ち
・蛭間拓哉（早稲田大）外　左打ち
・森下翔太（中央大学）外　右打ち
・土井克也（神奈川大）捕　右打ち
・吉田賢吾（桐蔭横浜）捕　右打ち
・野口泰司（名城大学）捕　右打ち

などがいるので3位までに上記の2人くらい確保したい球団は多そうです。それに引き換え投手は少し寂しい感じになるかもしれません。今年どの球団も投手、特に貴重な左腕を確保できているのでさらに野手の方に目が向くかもしれません。

投手のの目玉はまだ見えていませんが、候補を挙げると
・河野　佳（大阪ガス）右投げ
・曽谷龍平（白鷗大学）左投げ
・吉村貢司郎（東　芝）右投げ
・福山優希（駒澤大学）右打ち
・金村尚真（富士大学）右打ち
・羽田野温生（東洋大）右打ち
・菊地吏玖（専修大学）右打ち
・片山晧心（Honda）左投げ
・林　優樹（西濃運輸）左投げ

う～ん、高校生投手はまだ春の大会くらいまで見ないとわかりにくいですね。まあ無理やり出すのはやめておきましょう。上記で32名挙げましたからよいでしょう。まだ全体的には小粒感はありますがここから一気に伸びてきますから問題なし！

それでは、良いお年を！

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