http://draftdeasobo.atgj.net/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%88%E8%AB%87%E7%BE%A9/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%882015%E5%B1%95%E6%9C%9Bドラフト2015展望
今年もあと1週間で終わります
★これは私がいつも一人で言っているわけですが、ドラフト会議は年末の紅白歌合戦のような感じでこれで年越しと言う感じです。ということでドラフト会議が終わった次の日は元旦で「新年」スタートなんです。さて、ドラフト2015会議も1週間後に開催されます。今年のドラフトの展望を書いておきます。他のサイトさんと比べて独特かもしれませんが、空想は楽しいので少しのアソビのネタにしていただけたらと思います。
【
ドラフト1位候補選手】
・春までは、投手は大型右腕・
高橋純平(県岐阜商)と
吉田 凌(東海大相模)即戦力左腕・
今永昇太(駒沢大学)が基本線、野手は、安打製造機・
高山 俊(明治大学)目玉でした。
・いつもそうですが、春先から不調になったり怪我、他選手の台頭などで状況が変わりました。
・この上記の選手は、夏以降は全員最終学年を期待通りには行きませんでした。ただし、吉田以外は1位指名されるでしょう。
・夏以降は、高校生が注目されました。これはスーパー1年生の
早実・清宮幸太郎の効果が大ですが、150キロ左腕・
小笠原慎之介(東海大相模)、1年から注目された
平沢大河(仙台育英)、最後の夏に爆発した
オコエ瑠偉(関東一)などが注目です。
・大学生は、例年好投手が多いのですが不作気味。その中でも長身左腕・
上原健太(明治大学)、剛腕タイプの
岡田明丈(大商大)、躍動感抜群の
熊原健人(仙台大学)、怪我で心配も
多和田真三郎(富士大学)と特徴のある投手が揃っています。社会人で1位は即戦力右腕の
近藤大亮(パナソニック)ぐらいかな?ただし、社会人はギリギリでの見極めが入るので要注意です。
・野手で1位候補がこれだけいるのは珍しいですね。上記の高山、平沢、オコエ以外にも打撃もよい捕手・
木下拓哉(トヨタ自動車)、小柄でも強打が魅力の
吉田正尚(青山学院大)と
茂木栄五郎(早稲田大)や97本塁打の捕手・
黒瀬健太(初芝橋本)もありえそうです。
★ポイント1
基本入札競合を各チーム嫌がります。ただし、良い選手を獲りたい。
でも外れ1位でまた競合して外したら・・・誰が引くんだ!?
圧倒的な目玉がいないため思惑が錯綜。
入札候補は、高橋、今永、高山、小笠原、上原、平沢(楽天)の6名
岡田、熊原、多和田、木下、オコエ、吉田あたりで単独指名を狙う球団が必ず出ます。
情報戦が激化します。例えば、
楽天は平沢を1位指名することを公言。各球団は1/2以上の抽選でも平沢を獲りに行くのか検討。欲しい選手だけど外したときに誰が残っているのか?という迷いや方向を変更したりします。もしかしたら楽天は平沢と言いながら違う選手を狙っているのかも・・・わけわからなくなります。ギリギリまで情報収集する。
★ポイント2
私が、この入札駆け引きで注目しているのは、
オコエです。オコエは夏の甲子園予選当たりからメディアの露出が増え人気者になりました。今年一番知名度が高い選手です。プロ野球は当然実力の世界ですが、球場にお客さんを呼べる選手は魅力です。日本ハム、ロッテ、西武あたりがするっと入札してかっさらいそうな気がしています。
もう一人は
岡田です。入札候補と言ってもよいですが。投げ方が私の好きなタイプです。即戦力でいけそうなので、回避したはずが入札競合がありそうな予感がします。
【
その他注目選手】
・1位指名は補強ポイントを補うというより良い選手ということも多いので、2,3位に各球団の特徴が出やすいです。2位指名は是が非でも欲しい選手、3位は1,2位を踏まえて戦略が変わります。
2位は最下位から楽天→DeNA→中日・・・ヤクルト、3位はヤクルト→ソフトバンク→巨人・・・楽天、4位以降もその繰り返し。この指名順で各球団の情報を基に戦略を練ることになります。
・2位での注目選手は、オコエより速い!
吉持亮汰(大商大)です。内外野どこでも守れる韋駄天です。打撃も向上しているので外れ1位指名しても悪くないですね。
・安打製造機は高山だけではありません。
大城滉二(立教大学)も興南時代から素晴らしいスイングでしたが大学でもヒット量産。遊撃守備もよくどのチームも欲しいタイプです。
・高校生では、
広岡大志(智弁学園)と
山本武白志(九州国大付)の大型内野手です。2名とも180cmを超える右のスラッガーです。右打ちの大型内野手はプロのニーズが高いです。上記の黒瀬と合わせて気になります。
・高橋由伸2世の
谷田成吾(慶応義塾大)は、どうしても好不調の波がありますが強打が魅力なので球団により評価が分かれそうです。
・投手ですが野手として注目されているのが、
平沼翔太(敦賀気比)、
勝俣翔貴(東海大菅生)、
川越誠司(北海学園大)です。3人ともに投手としても捨てがたい左打ちの選手です。
・投手では、
桜井俊貴(立命館大)と
原 樹理(東洋大学)の投手らしい投手の2名が気になります。高校時代から注目された関西出身で今期も好調で1位でもおかしくないですね。
【
各球団の動向】
・
楽天:平沢の1位公言。東北に逸材が多いのでどうなるか注目
・
横浜:中畑監督が辞めても今永か?投手中心にはなると思います
・
大阪:投手陣が厳しく確実に即戦力が欲しいところ。岡田かな
・
中日:地元の高橋純平を公言。2位以降に大学社会人中心かな
・
西武:多和田が有力。アスリート系枠?でオコエなんてありそう
・
広島:広陵出身の上原が有力。吉持も広陵。マエケンの後釜必要
・
千葉:情報出ません。あっと驚く指名を期待。吉田正あたりかな
・
阪神:今年はまだ不透明。高山か高橋か。野手の補強を優先か
・
北海:高橋か小笠原と思うがオコエも気になる。いつも楽しみ
・
巨人:決まってないが高山が有力。木下もかなり獲りたそうです
・
福岡:現有戦力で戦えるので将来性と余裕のコメント。でも今永?
・
東京:高校生を3~4人獲る。先発投手と外野手が欲しいところ
【
最後に】
ドラフト2015は、目玉選手が少なく不作気味な感はありますが、それほど候補を挙げるのに難しくありません。こういうときのドラフトは特に各球団の戦略が分かれ個人的には楽しいものとなります。
ヤクルトが高卒の選手に注目しているのは山田や中村、雄平などの活躍があります。ソフトバンクもこれでもかと高校生を指名し続けています。奇しくもこの2球団がセパを制覇したのは興味深いですね。高校生の行き先は毎年気になりますね。
高校時代注目された選手が大学や社会人で活躍するとは限りません。正直、高校生の指名は外れが多いです。ただし、当たれば長い間チームを支えてくれる柱となってくれます。確率を取るか効果を取るか難しい選択です。
なんせ、指名すると少なくともその選手に数千万円あげるわけですから、スカウトはプレッシャーの中で決断を下すことになります。その年でドラフト指名した選手の中から1名レギュラーが出ればOKぐらいの確率だと思うので難しいですね。
そのような確率ですから、皆さんのひいきのチームに対し「何でこの選手を獲るんだ!」なんて意見がよくあります。でも、そこからどうなるかわかりませんから、せっかく入ってくれる選手を温かく迎え入れてあげて欲しいですね。指名されるような選手は、土日も無く小さい頃から練習や試合に明け暮れた選手です。大変な努力の先の指名ですから!
ということで長々書きましたが、楽しみです。良いお年を!
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